BANATTIN/FUCOXANTHIN
バナチン・フコキサンチン
バナチン(バナナエキス)について
Banathin
東京海洋大学において食品のQOL向上目的とし、安全な天然物由来抽出物を用いて、アンドロゲンを調整する作用を示す
新規食品素材の検索を行った結果、バナナ果皮に作用があることが認められました。
これにより脱毛引き起こす5aリダクターゼの作用を阻害する働きがあると考えられます。
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メカニズムと作用機序①
LNCap細胞用いた試験より、バナナエキスには男性ホルモンであるテストステロンの働きを阻害することがわかりました。
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メカニズムと作用機序②
またその働きは、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5aリダクターゼを阻害することにあると推察されました。
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前立腺肥大に対する機能性
前立腺肥大はジヒドロテストステロンが前立腺肥大の受容体に結合することで引き起こされます。
テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害することで前立腺肥大を抑制することが期待できます。
実際にマウスの実験よりバナナエキスは前立腺肥大を抑制することが確認されました。 -
毛髪に対する機能性
ジヒドロテストステロンが毛髪の毛乳頭細胞にある受容体に結合すると、脱毛に関係するたんぱく質(TGF-Bなど)が分泌され、毛包細胞のアボトーシスを引き起こすことで、毛の成長を抑制、脱毛を促進します。
テストステロンからジヒドロテストステロンの変換を阻害することで、抜け毛・薄毛を抑制することが期待できます。
毛髪に関する実験結果
Experimental results on hair
実験方法および評価方法
CH3マウス(雄・6週齢)を1週間の予備飼育後、小動物用バリカンで背部を剃毛して表皮を露出させました。
各群5匹としてコントロール群(水のみ)バナチン250mg/kg群で比較し、毎日同一時刻に経口投与にて36日間の投与を実施しました。
評価は、一定距離からの背部写真撮影を行い、写真画像の剃毛領域にマス目を引いて発毛および育毛領域をもとに数値化しました。
考察
最終的にはすべてのマウスがスコア10に近づきますが、コントロール群と比べてバナチンWP-14を250mg/kg 投与群の方が育毛スコアは高い結果を示しました。
右図は毛髪のサイクルで、正常時に比べてAGAでは成長期が短くなることが指摘されています。今回の実験により、バナチンは成長期促進、あるいは休止期短縮などに働きかける可能性が示唆されています。
フコキサンチンについて
Fucoxanthin
脱毛原因に対して、フコキサンチンの有効性!ジオバニ博士の研究
ジオバニ博士は、脱毛原因を抑えるために、フィナステライドとミノキシジルが最も有効であるが、その配合量を増やすと副作用のリスクが高まることから,
より少ない配合で、より高い効果を出すための研究を続けてきました。
その結果、特殊なフコキサンチンをミックスすることで、ミノキシジルとフィナステライドともに効果を高めることを発見しました。
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実験1 表皮細胞のアポトーシスを抑える実験
実験はヒト表皮角化細胞の3セットを培養、MTT法でアポトーシス(細胞死)を分析した②=①の表皮細胞にDHT(脱毛ホルモン)を加えると約50%がアポトーシス(細胞死)を起こす。
③DHT+フィナステライド ④DHT+ミノキシジルはそれぞれアポトーシスを抑えています。⑤DHT+ミノキシジル+フィナステライドはさらにアポトーシスを抑えているが、これに⑥は特殊なフコキサンチンを加えるとほぼアポトーシス(細胞死)がなくなっていることが分かる。 -
実験2 脱毛因子TGFβ2を抑える実験
実験はウエスタンブロット法により分析した。脱毛因子である TGFβ2 に対して②は TGFβ2 に DHT を付けると TGFβ2 が増加するのに対し、⑥TGFβ2 に Fina+Mino + Fucox は TGFβ2 の増加を大きく抑える事が証明された。この2点の実験から特殊フコキサンチンがミノキシジルとフィナステライドの効果をさらに高める事が証明された。
つまり、AGA(男性型脱毛症)の原因である DHT による細胞死と脱毛因子を抑えて高い発毛効果を上げていた従来のラムダグローが⑤であり、これに対し⑥がNEWラムダグローで、この実験からもさらにラムダグローの効果がUPしていることが証明されている。